ワイヤレスマウス「M185」がすぐに電池切れになるという壊れ方をしたので修理した!
投稿日:2022/8/11 更新:2022/8/11 コメント 0件 PC周辺機器 m185, マウス, ロジクール, 修理, 分解リビングPC(月1~3回使う感じ)で使用しているロジクールのワイヤレスマウス「M185」が前回使った時に電池切れしたので交換したんですが、それから1~2週間ほどした時にまた動かなくなっていました。
底面の電源スイッチは確実に切っていましたし、電池交換したばかりだったので電池切れとは思いもせず、とうとう壊れたと思って新しいマウスを買ったんですが、再度電池を入れ替えたら底面のLEDが点いたのでどうも壊れていないようなんですよね。
「M185」分解して原因を探る
取り敢えず分解してみました。
「M185」の分解は電池カバーを外して電池を取り外すとネジがあるのでそちらを外します。
ネジを外して上部パーツを後ろにスライドさせると底パーツと分離して分解できます。
分解ついでに各パーツの画像も載せておきます。
左右のクリックボタン(マイクロスイッチ)には「Kailh」のものが使われていました。
基板は数か所、ツメで止まっているので折らないように慎重に取り外します。
基板表。
基板裏。
抜け殻。
電源のスライドスイッチのパーツがあるのでなくさないようにご注意…。
そのスライドスイッチをテスターで調べたらオンオフしても通電してませんでした。要はスイッチがオフにならないのでずっと電源が入りっぱなしですぐに電池切れを起こしたと考えると今回の事象も納得できます。
ということでスイッチを取り外してみることにしました。
高さは約 2.8 mm。
長さは約 6.7 mm。
切除開始。
ハンダ吸取器や吸取線を駆使してなんとか取り外すことに成功。
スイッチの裏面には出っ張りが2つあり、基板にもその穴と合うように穴が開いてました。
厚みは約 1.6 mm。
スイッチを分解。
なんて言うのか分かりませんが腐ったような感じで完全にこれが原因だと思うので代替可能なスイッチを探すことに。
スイッチを探す A13071200ux0491eu
サイズ(長さ6.7 x 幅2.8 x 厚1.6)と裏面の2つの出っ張りを特徴にアマゾンなどで探したら意外に簡単に見つかりました。
「uxcell スライドスイッチ オン/オフ SPDT 1P2T スライドパワーパネル PCB SMD SMTスイッチ 10個」という商品名なんですが多分これに間違いないなぁ~と確信したので注文しました。価格は561円でした。
uxcellの商品は中国からの発送が多いんですが幸いアマゾン発送だったのですぐに届きました。(X000HZY5G3)
10個入りということでしたが13個入ってました。
スイッチを固定するためのものなので関係ないですが、左下のランドのひとつが剥がれてますね。(R12と記載された右下付近)
足とパターンの位置、また出っ張りの位置もピッタリです。
スイッチ取り付けと動作確認
フラックスを塗布してハンダを盛るとスイッチ上面に流れて行ったり、球になったりして苦労したんですが何とか取り付けることはできました。ハンダは0.8mm径のSD-61を使用しました。
見た目は最悪ですがハンダを当て過ぎてスイッチを焼き壊してしまうほうが怖かったのでこの辺で妥協しました。
マウスを元に戻してさぁ動作確認しようとしたらレシーバーを紛失という大失態を犯し、数時間掛かってようやく探し出して確認したところ無事直ってました。