ネジザウルスリキッド 購入レビュー!さび落とし ZC-28
投稿日:2023/4/7 更新:2023/4/7 コメント 0件 工具 さび落とし, エンジニア, ネジザウルスリキッド, 工具タイルと目地にもらい錆が付着していたので評判が良かった「ネジザウルスリキッド ZC-28」を買って使ってみました。価格はアマゾンで620円。
ネジザウルスリキッド ZC-28 開封レビュー
何やら注意書きが書いてありましたがこの時点では正確には理解してませんでした。
中栓を取り外した後、先端ノズルを左に回してご使用ください。
先端ノズルを外して中栓(内キャップ)を外すと独特の臭い(硫黄臭とアンモニア臭)がしました。嗅いだことないんですがパーマ液のような臭いがするみたいです。
注意書き通りに先端ノズルを左に回してもノズルが外れるだけで使い方が分からずに暫く思考停止していたんですが、よくよく見るとノズルの先端も回せるようになっていました。この先端ノズルは緩めると先端から液が出てきて取り外すことは出ません。
真下に垂らす場合は問題ないんですが壁面とかに塗布するとちょっと垂れてきますし、液だれしたノズルには触りたないのでティッシュを掴んで締めるとノズルにティッシュが挟まったりと個人的には使い勝手が良くないです。完全に取り外せるキャップの方が良かったように思います。
軽めの錆
ちょっと軽いサビが付いたネジ(M8)に塗布してみました。
サビがあると紫色の液体に変化していきます。これはサビを「チオグリコール酸鉄」という物質に変えてサビを流し落とすという仕組みだそうです。詳しくは公式の動画がYouTubeに上がっているのでそちらを見て下さい。
パーツクリーナーで溶剤を流し落としたら紫の液体が紙に付着…。紫の液体は環境に悪そうな色ですが実際には中性で手で触れても大丈夫だそうです。ただ、肌が弱い人は手荒れすることあるそうです。
このくらいの錆であれば結構キレイに落ちます。
翌日、パーツクリーナーで流し落とした後を見ると紫色の物体がキレイに消えて茶色いサビ(鉄)の残骸らしきものだけが残っていました。
ネジザウルスリキッドには防錆効果はないのでさびを落とした後はKURE 556や336などの防錆処理をしていた方がいいみたいです。
タイルと目地のもらい錆
水道管からのもらい錆が発生していたタイルとネジに塗布したらさびはそこそこ落ちてはいたんですが完全には落としきれませんでした。その後、目地がみるみる紫になって最悪な状態になってしまいました。
中性洗剤にごしごしして洗い流して多少マシになったところで諦めました。
ただ、翌日見たらネジの時と同じように紫色はキレイに消えていました。
ノコギリのサビ
ノコギリに樹液などが固体化したものも付着していたのでまずはそれらをアストロプロダクツのミニスクレーバーでこそぎ落としてから塗布しました。
原液を塗布。
それにしてもグロすぎる色です…。
パーツクリーナーで洗浄。
茶色いのが錆の成分だと思いますがかなりきれいに落ちていると思います。
サビているのか分からないニッパー
黒くなったMERRYのニッパーに塗布。
微かに錆が落ちているような…。拭き上げても結構長い間、隙間に入り込んだ紫色の液体が染み出してくるのでしばらく新聞などの上に置いて放置していた方がいいです。
六角ビットのサビ
Wolfrideの六角軸ビットの1本がいい感じにサビていたのでこちらでも試してみました。
ネジザウルスリキッドを1滴落とすとすぐに紫色に変化。
1分ほど放置したのちにさびが溶けた液体をペーパーに吸わせる、という作業を色が変化しなくなるまで続けてみました。
5回ほどでここまで落ちました。塗布したところが多少変色したような感じになっていました。
たぶん10回目。かなりサビは落ちましたがキリがない感じだったのでここで止めたんですが、ヤスリ掛けなどせずに短時間でこれだけきれいにサビが落ちるなら十分使えますね。
紫色は水分が蒸発するとともに消えていき、茶色いサビだけが残ります。
因みにサビていいないビットに塗布すると暫くは透明のままなんですがちょっと時間が経つと紫色に変化していきました。
目に見えないサビがあるのかも知れません。
大量のリキッドを酸化剤と反応させると熱やガスが出ることがあるなので取り扱い注意です。