セットマット [Set Matte]

セットマット [Set Matte]

効果

セットマット(Set Matte)とは、セットマットを設定したレイヤーに別のレイヤーのチャネルを使用することができるエフェクトです。分かりやすい説明すると、例えばテキストで作成した文字は文字以外の部分は透過しますよね。つまりアルファチャンネル(透過情報)を保持しているわけですが、それらの情報を利用して文字の形を別のレイヤーで使用できるようにするエフェクトです。

デフォルトの設定値はこんな感じです。

セットマット [Set Matte]

チャンネルにはRed、Green、Blue、Alpha(デフォルト)、Luminance、Hue、Lightness、Saturation、Full、Offを選択可能。

セットマット [Set Matte]

ブレンドにはAdd(加算)、Subtract(減算)、Replace(置き換え)を選択可能。

ブレンド(BLEND)

セットマット [Set Matte]

Invert(反転)はブレンドをSubtract(減算)にしてInvertをオンにするとReplaceと同じようになります。

セットマット [Set Matte]

 

 

使用例1

図のように画像(テクスチャ素材)をテキストの形に抜く方法を解説します。尚、テクスチャ素材は下記サイトなどで入手可能なので利用規約を熟読してご利用下さい。

フリーテクスチャ素材館

セットマット [Set Matte]

テキストレイヤーで切り抜きたい文字を作成し、それと画像ファイルをコンポジットショットに配置します。

セットマット [Set Matte]

目のアイコンをクリックしてテキストレイヤーだけ非表示にします。

セットマット [Set Matte]

Set Matteをエフェクトリストから探し出して画像ファイルにドロップして適用します。Set Matterは「Keying」→「Matte Enhancement」にありますが、エフェクト名が分かっている場合はエフェクト検索フォームに「Set Matte」と入力しても表示されます。エフェクト名に記載されている「Layer Only」とはコンポジットショット用タイムラインでのみ使用可能でEditor用タイムラインでは使えないと言う意味です。

セットマット [Set Matte]

Set Matteの階層を開いてソースレイヤー(Source Layer)にテキストレイヤーを指定します。これだけで画像をテキストの形に抜くことができます。

セットマット [Set Matte]

 

 

使用例2

使用例1とは逆にテキストレイヤーにSet Matteを適用してヒビ(crack)を入れたりも出来ます。ヒビの画像(自作品)は下記のリンクからダウンロード可能です。

crack_alpha2.zip(PNG形式:128KB)

セットマット [Set Matte]

BlendをSubtract(減算)に設定します。するとヒビの形だけがテキストから抜き取られたようになります。 このように文字の形を抜くだけでなく、チャンネルをLuminance(ルミナンス)にすると明るさを利用した抜きもできたりしますので色々と試してみて下さい。

セットマット [Set Matte]

 


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