「アルファチャンネルをサポートしていません。」とは?!
エフェクト名にカーソルを合わせるとツールチップが表示され、その内容に!マークと共に「アルファチャンネルをサポートしていません。」と書かれたものがありますがその事について何となくそうじゃないかという曖昧な記事です。
「アルファチャンネルをサポートしていません。」とは?!
アルファチャンネルとはWikipediaによると、正確には色のデータのほかにプラスアルファで別にもたせた補助データのことだそうです。なので必ずしも透過情報を保持しているということではないみたいですが一般に画素の不透明度を表現します。
そのアルファチャンネルをサポートしません、という言葉の意味をまったく理解できてなかったんですが同じプロジェクトのオールドフィルムをNeo3.5とPro8で使った時に挙動が異なったのでツールチップを見比べたらPro8には「アルファチャンネルをサポートしていません。」という文言が記載されてませんでした。
尚、Pro8の他のエフェクトには「アルファチャンネルをサポートしていません。」の記述があるものあったので記載内容が異なったわけではないと思います。
言葉で説明しても伝わらないと思いますので比較動画を作りました。この動画は下位トラックにオレンジ色のカラーマットを配置し、テキストのみのタイトルにオールドフィルムを適用したものです。
因みにオールドフィルムは縦揺れ効果のフレームジッターのみを有効(数値:MAX)にしたものです。
Neo(上)だとテキスト部分のみにエフェクトが掛かっているのに対し、Pro8(下)ではテキスト以外の透明な部分にもフレームジッターが掛かっています。オレンジ色カラーマットが揺れてるようにも見えますがカラーマットには何のエフェクトも付けていません。
オールドフィルムのバージョン(Pro8)も確認してみましたがバージョン2.00のままで違いはありませんでした。オールドフィルムのバージョン(Neo3.5)。
他のエフェクトについては調べてないので確定的なことはなにも言えませんが「アルファチャンネルをサポートしていません。」とはこのようなことなのかも知れません。
Neo3.5とPro8のアルファチャンネルのサポートの有無が分かる画像
下図は他のバージョンは分かりませんがNeo3.5とPro8のアルファチャンネルのサポートの有無が分かる画像です。青い!マークがアルファチャンネルがサポートされてないことを意味してるんですが、Neo3.5はかなりのビデオフィルターでアルファチャンネルがサポートされてないことが分かります。
Pro8はクロミナンス以外はすべてアルファチャンネルをサポートしています。
ツールチップの表示・非表示の切替
ツールチップ(ヒント)という言葉が出てきたのでついでにツールチップの表示・非表示のやり方について記載しておきます。
[ユーザー設定]→[アプリケーション]→[その他]にある「エフェクトのツールチップを表示する」のチェックを解除するとエフェクトのツールチップは表示されなくなります。