「CSVの読み取り中に予期しないエラーが発生しました。」の対処法
マーカーリストのインポートをした時に「CSVの読み取り中に予期しないエラーが発生しました。」とエラーが出ることがありますがその解消法が分かったので紹介します。ただ、すべてのEDIUSのバージョンやCSVのバージョン(Ver.2 、Ver.3)などの組み合わせによってはうまくいかないかも知れません。
「CSVの読み取り中に予期しないエラーが発生しました。」の対処法
シーケンスマーカーはCSV(Ver.2, Ver.3)形式とXML(Ver.4)形式でインポート・エクスポートすることができます。
出力形式は「CSV file (Ver.2)」、「CSV file (Ver.3)」、「XML file (Ver.4)」から選択できます。
保存時のVersionについて
「CSS(Ver.2)」・・・互換性重視の書き出し形式 ※EDIUS 7.3以前で使用
「CSS(Ver.3)」・・・[アンカー]の情報に対応 ※EDIUS 7.4以降で使用可能
「XML(Ver.4)」・・・[アンカー]と[カラー]の情報に対応 ※EDIUS 9.3以降で使用可能
マーカーリストの注意事項
プレーヤーにフォーカスされている時はシーケンスマーカーリストを読み込むことができない。
CSV形式で読み込んだシーケンスマーカーは、全て橙色のシーケンスマーカーになります。
CSV形式は[カラー]の情報の書き出しに非対応。
シーケンスマーカーの「アンカー」については下記ページを参照。
ただ、CSV(Ver.2)場合はエクスポートしたものをエクセル等の表計算ソフトで編集し、再度CSV形式で保存すると「xxx.csvの読み取り中に予期しないエラーが発生しました。」とエラーメッセージが表示されます。また、CSV(Ver.3)の場合はエラーメッセージも出ずに何も起きません。
下図はEDIUSでエクスポートしたXMLファイルです。
下図はEDIUSでエクスポートしたXMLファイルを表計算ソフト(WPS Spreadsheets)で開いて何もせずに別名保存したものなんですが、CSSのスタイル情報なども付加されますし、文字コードなどのコードのかなりの部分が書き換わってしまうのでXMLファイルを表計算ソフトで編集するのは難しいかも知れません。
CSV(Ver.2)の場合も表計算ソフト(左)で書き出したものとEDIUS9でエクスポート(右)したものを比較すると色々と異なるところがあります。
CSV(Ver.3)形式でエクスポートしたCSVファイルを表計算ソフトで開くと5列ありますが、このままCSV(カンマ区切り)でそのまま保存すると赤枠の空セルの部分にもカンマ(,)が打たれます。実はこれがエラーの原因のようです。
表計算ソフトで保存したCSV(Ver.3)をメモ帳などで開いて空セルに打たれたカンマをすべて取り除いてやればエラーは消えます。
CSV(Ver.2)になると列がひとつ減るので3行目までのカンマをすべて削除します。