【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

EDIUS 11 Ver 11.10.13684から「NVIDIA NVDEC によるH.264 (AVC) および H.265 (HEVC) のハードウェアデコードをサポート」されたので効果のほどを調べてみました。

EDIUS 11 更新履歴 Version 11.10.13684 (PDF)

 

NVIDIA NVDECによるハードウェアデコードをサポートとは

「ハードウェアデコード」とは分かりやすく言うとEDIUS上でMP4(H.264/AVC)、及び、MP4(H.265/HEVC)の動画のプレビュー再生する際にNVidia製GPU(グラフィックスカード)の力を使うことができるようになったということみたいです。今まではCPUのみで処理されたいたものがGPUにも処理を振り分けられるのでCPUの負担が減ります。

また、似たような言葉に「ハードウェアエンコード(NVENC)」というものもありますがこちらは書き出し時にGPUの力を使うことです。出力画面で「すべて」を選択した状態で検索フォームに「NVIDIA」と入力すると対応したエクスポーターが表示されます。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

ただ、これらの機能を使うにはGPUが対応していないと使えないようなので確認が必要です。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

▼NVENC・NVDECの世代とコーデックの対応状況
https://pcniki.com/nvenc-nvdec/

確認方法は下記URLに記載されていますのでそちらを参照して下さい。

▼Video Encode and Decode GPU Support Matrix
https://developer.nvidia.com/video-encode-and-decode-gpu-support-matrix-new

上記ページではGPUの型番を入れると絞り込めます。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

筆者が所有している「GeForce GTX 1050(Pascal)」は2つあって最初はどちらかよく分かりませんでしたが、GPU-Zで調べたらチップが「GP107」だったので上記の「VP9:12bit」に対応した方でした。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

ただ、いずれにしてもH.265/HEVC 4:4:4には対応していないようです。H.265/HEVC 4:4:4を使用する場合は第4世代(Turing)以降のNVDEC搭載GPUが必要みたいです。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

 

 

動作確認

タイムラインにH.264/AVC(MP4)、H.265/HEVC(MP4)の順に並べ、クリップが切り替わる1分前(※マーカーのあるところ)から再生してプレビューの負荷をタスクマネージャーで確認してみました。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

いずれの動画クリップもコンテナはMP4で、コーデックはそれぞれ「AVC Coding」と「HEVC Coding」です。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

プロジェクト設定 : 1920x1080 29.97p
動画素材 : H.264/AVC、H.265/HEVC

CPU : Core i9-12900K (内臓GPU: Intel UHD Graphics 770)
GPU : MSI GeForce GTX 1050 GAMING X 2G (Pascal、NVDec 第3世代)

NVDECを使用するには「システム設定」→「ハードウェア」→「ビデオレンダリング&再生」にある「GPUを使用する」にチェックを入れます。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

チェックを入れると使用可能なGPUが表示されるので「NVIDIA GeForce GTX xxxx」などを選択するとNVDECを使用可能になります。エンコードもセットになっているので書き出しは外部GPUに任せて、プレビューは内臓GPUでするとかはできないようです。因みに「Intel UHD Graphics 770」はCPU内臓のGPUなのでこちらを選んでも「GPUを使用する」にチェックを入れていないのと同じ状態になると思います。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

まずはGPU支援なしの「Intel UHD Graphics 770(GPU0)」でプレビューしてみました。

H.264/AVCの動画再生ではVideo Decodeはまったく使われておらず、H.265/HEVCになると2%ほどで使用されていました。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

続いて「NVIDIA GeForce GTX 1050(GPU1)」を使う設定にしてみました。

H.264/AVCの再生では何故かGPUは全く使われてないんですが、H.265/HEVCになると使われるようになりました。尚、CPUの使用率の変化はよく分かりませんでした。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

この時の内臓GPUのVideo Decodeがまったく使用されていませんでした。

【EDIUS11】NVIDIA NVDECによるH.264/AVC&H.265/HEVCのハードウェアデコードをサポート

今回のテストでH.265/HEVCの再生ではハードウェアデコードが効いていることは確認できましたが、H.264/AVCでは再生支援が効いていることを確認できませんでした。

 


コメントはお気軽にどうぞ

メールアドレスは公開されません。

尚、スパムコメント対策として海外のIPアドレスからのコメントは受け付けないようにしています。そのような場合にはお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。
* が付いている欄は必須項目です。