EDIUS Pro 9 MP3の書き出しに対応 Ver.9.55b7303
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EDIUS9のアップデータ(Ver.9.55b7303)が来ていたのでリリースノートを確認したらMP3の書き出しに対応しました。
ライセンス的な問題か動画編集ソフトには必要ないから搭載しなかったのかは分かりませんが、フリーソフトで出来るのに有料ソフトで出来ないのは残念な感じだったですがようやくEDIUSでもMP3の書き出しができるようになりました。
MP3書き出し
MP3への書き出しは、「ファイルへ出力」メニューで「オーディオ」タブを開くと「MPEG-1/2 Audio Layer-3(MP3)」とあるのがそれを選択するとMP3で書き出することができます。
書き出し設定は「CBR(固定ビットレート)」と「VBR(可変ビットレート)」に対応。
この記事の投稿時には、EDIUS XではMP3の書き出しに対応していませんが、EDIUS Pro 9で対応したそのうちできるようになるでしょう。因みにアップデータの公開日が2021.3.25となっていますが先にEDIUS Workgroup 9のアップデータが公開されていたのでそのような日付になっているようです。
CBR(固定ビットレート)
「CBR」のオーディオビットレートは「64 Kbps ~ 320 Kbps」の範囲で設定可能。因みに初期設定ではCBRの256Kになっていましたが、設定値は最後に使用したものがデフォルト設定になるようです。
「64K」と「320K」で書き出したところ容量の差が約5倍ほどありました。サイズ調整する場合はCBRを選択する必要があるようです。
以下は「320K」で書き出したファイルのプロパティです。
VBR(可変ビットレート)
「VBR」のオーディオビットレートは「0:最高品質 ~ 9:低」の10段階で設定可能。
「0:最高品質」と「9:低」では容量の差はありません。
動画の固定ビットレートは、動きが激しいシーンでブロックノイズが出たりするのでそのような時に可変ビットレートを使ったりしますが、音声の可変ビットレートは音がなくなったり小さくなったりした時にビットレートの値を下げ、大きくなった時にビットレートの値を上げるようなことをしているようです。
以下は「0:最高品質」で書き出したファイルのプロパティです。
書き出し速度
23分のMP4(H.264/AVC)の動画からMP3に書き出しするのに2分18秒ほど掛かりました。尚、PC環境によるかなり変わると思うので参考程度にご覧ください。※CPU:core i9-9900K