EDIUSで書き出したMOVをAfter Effectsに取り込む方法
EDIUS9で書き出したアルファチャンネル付きのMOV形式の動画をAfterEffects(CS6)に取り込もうとしたらエラーが出てできなかったので対処しました。また、Hitfilm Pro 2017にも取り込めるんですが映像が表示されません。
After Effect エラー: "ファイルxxx.mov"は読み込めません。- この 「.mov」ファイルは破損しているか、サポートされていません。
Grass Valley Codec Option(無償版)のインストール
使用したエクスポーターは「QuickTime Grass Valley HQX アルファ付き 標準 (10bit 4:2:2:4)」なんですが、QuickTime 7.7.79.80.95(QuickTime for Essentials)はインストールしています。
MPC-BEでプロパティを見ると「形式:Canopus HQX」、「コーデックID:CHQX」と表示されていました。コーデックってそんな詳しくはないんですがこの現象はおそらくコーデックの問題だと思います。
因みにビンで確認するとビデオコーデックと言うのかコーデックだと思いますがそこには「Grass Valley HQX」、コンテナは「MOV」となっていました。
グラスバレーから「Grass Valley Codec Option(無償版)」というコーデックがフリー配布されているのでダウンロード(Ver.7.31)してインストールしてみました。
Grass Valley Codec Option(無償版)
インストール後、Windowsを再起動する必要がありましたが、アフターエフェクツ(CS6)でも無事に取り込めました。
Hitfilm Pro 2017でもちゃんと表示されるようになりました。EDIUSをインストールしている場合はGrass Valley Codecを別途インストールする必要ないかと思っていたんですが必要なんですね。
余談ですがHitfilm Pro 2017はメディアのプロパティから「Straight(ストレイト)」と「Premultiplied(プリマルチプライド)」を切り替えられるようになっていました。
「Straight(ストレイト)」と「Premultiplied(プリマルチプライド)」はAEで書き出した動画の黒ずみ問題で知ったんですが、その辺のことは下記ページに記載しているので興味がある方はご覧下さい。
「Grass Valley Codec Option(無償版)」はWindows10までしか対応してませんが、Windows 11 Pro (バージョン:23H2)でも一応動作しました。ただ、自己責任でお願いします。