トランジションにネストシーケンスを使った場合とそうでない場合の比較
今回は、タイトル通りに検証動画で、結果は何となく分かってましたが敢えて作ってみました~w。
下図のように、上下ふたつのトラックに配置したクリップに、それぞれにディゾブルとリップル(さざ波)を設定させて一つのシーケンスで作成した動画と、ふたつのシーケンスを作ってシーケンス2にディソブルを設定し、シーケンス1でシーケンス2をネストシーケンスした動画を作って比較検証してみました。
<一つのシーケンスで作成>
<シーケンス2>
<シーケンス1>
クリップは5秒で、トランジションも最大の5秒に設定してます。それでは動画をご覧あれ~。
<背景画像提供:NHKクリエイティブライブラリー>
同じような効果が得られるとおもっていましたが、その通りでまったく同じものができました。(無駄なものを作ってしまったw)
ただ、これらの2つには決定的に違う点があり、それはネストしたシーケンスにトランジションが設定できるということです。要はトランジションの二重掛けですね。でも、すべてのトランジションを二重掛けできるのかというと違うみたいです。
いろいろ試した結果、GPUトランジション同士の二重掛けできないみたいです。GPUトランジションと二重掛けできるのはトランジションの2D、3D、アルファなどとだけみたいですね。まだすべてを把握してないので検証の余地大ありですね。
シーケンスとネストシーケンス
まず、シーケンスという言葉は、理解しがたいものがありますよね。使い始めの頃はシーケンスだと、ビンだと聞きなれない言葉を理解するのに手一杯でしたw。自分なりの例えをすると、シーケンスとはプロジェクトの小分けされた部品みたいに思ってればいいんじゃないでしょうかねぇ~。
シーケンスが1つしかない場合 : シーケンス = プロジェクト
シーケンスが2つ以上ある場合 : シーケンス1 + シーケンス2 + ・・・ = プロジェクト
また、ネストシーケンスとはシーケンスをロシアに人形にあるマトリョーシカのようにシーケンスを入れ子(英語でネストと言うらしいです)状態にして使用することです。入れ子にした元のシーケンスを編集すれば、入れ子側にもすぐに反映されるのでとても便利です。また、ネストシーケンスを使わないとできないこともあります。
<今回の動画のタイムライン>