EDIUS 引出線プリセットの使い方

EDIUS Pro 8 & 9専用の引出線(Leader Line)のプリセットをBOOTH(ブース)にて販売を開始したのでその使い方とカスタマイズ方法を解説します。

販売ページ(BOOTH)

 

サンプル動画

サンプル動画です。

 

 

ダウンロード

動作確認用のサンプルプリセットファイル(xxx.tpd)をダウンロードできます。プリセットは必ず解凍してエフェクトパレット(一覧)にインポートして使用して下さい。Zipファイルの解凍方法やプリセットのインポート方法などについては配布ファイルの利用についてをご覧下さい。

leader_line_sample_preset.zip(5KB)

サンプル版プリセットには以下のようなものが入っています。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

有償版は各フォルダに4種類ずつ入っているので全52種類のプリセットが入っています。

販売ページ(BOOTH)

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 

 

使用方法

プリセットをエフェクトパレットにインポートしたら通常のエフェクトと同じようにVまたはVAトラックに配置したタイトルクリップ(以下、Tクリップ)に適用して使用します。Tトラック上のクリップでは使用できないのでご注意ください。また、プリセット名に記載しているフレーム数以上のTクリップで使用してください。

角度調整タイプ : 50フレーム 
29.97pの場合はデュレーション[1:20]

その他 : 72フレーム
29.97pの場合はデュレーション[2:12]

プリセットによって使用エフェクトの種類、数、並び等が異なりますが、基本的には以下のような構造になっています。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

ガイド枠はクイックタイトラーの画面には表示されないのでメインのプレビュー画面を見ながらタイトル文字がガイド枠に収まるように配置するんですが、タイムラインカーソルの位置によってはタイトルが見えない位置にあるのでタイムラインカーソルをアニメーションが終了した位置よりうしろに移動させて調整して下さい。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

または一番上のマスクを一時的に無効してやるのが分かりやすいと思います。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 

 

インフォメーション詳細

インフォメーションに表示されるエフェクトの役割を記載しておきます。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

矢印

EDIUS 引出線プリセットの使い方

波紋

EDIUS 引出線プリセットの使い方

円描写

EDIUS 引出線プリセットの使い方

角度変更タイプ

これ以外のプリセットのタイトル位置はすべて同じ位置なんですがこれだけは異なります。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 

 

位置・サイズ調整

位置、サイズ、ドロップシャドウなどはインフォメーションの一番下にある「トランスフォーム」で行います。

 

 

色の変更

線の色は、引出線や始点形状の設定を開き、エッジの「カラー」で変更できます。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

角度調整タイプは水平線と斜線を別々に作成しているので線の色を変更する場合は両方を設定する必要があります。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

円描写タイプはマスクの内側フィルターにマスクを使用した「マスクインマスク」で作成しているので色等を変更する場合は、矢印の「フィルタ設定」をクリックします。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

複合プリセットの画面が表示されるので上のマスクをダブルクリックで開いてそちらの設定画面で色等を変更します。因みに下のマスクは円を描写させているマスクなので弄らないでください。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 

 

線幅の変更

線幅の変更は、エッジサイドを「両側」に設定しているもののはある程度変更できます。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 

 

始点の形状のサイズ変更

ここからはちょっと応用編になります。

一部の始点の大きさは[サイド]を[両側]に設定しているものは[エッジ幅]、[内側]のものは[拡大・縮小](※要選択)である程度変更できますが、矢印は対応していないので形が破綻しますし、波紋の円はキーフレームを打っているので出来ません。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 

 

速度変更

速度変更はネストシーケンスすると変更できます。

 

 

逆再生

クリップの長さを自由に変更できるように敢えて終了時の動きを設定していませんが、逆再生もネストシーケンスすればできます。

通常、逆方向の動きにするには「時間エフェクト」にある「速度」の再生方向を「逆方向」を指定してやればできますが、空のタイトルや画像クリップには時間の概念がないので速度エフェクトで操作することはできません。このような場合は速度変更と同じようにネストシーケンスしてシーケンスクリップ化してやれば動画として扱えるようになります。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

まずネスト元となる新規シーケンス(ネスト元)を作成して逆再生させたいプリセットを適用したTクリップを配置します。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

ネスト先となるシーケンス(ネスト先)を作成してネスト元シーケンスをタイムラインに配置します。あとは「速度」の再生方向を「逆方向」を指定してやれば逆再生できるようになります。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

動きをつなげる場合は下図のように並べただけでは繋ぎ目の1フレームだけブラックアウトしてしまうので後ろのクリップの先頭1フレームだけカットして繋ぎます。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 

 

引出線 (角度変更タイプ) 

始点形状をつけると角度調整が面倒なんですが、無しにして斜線と水平線を別々に作成すると斜線の角度が簡単に変更できるのでそちらのプリセットもおまけに付属します。上から2個目のマスクが斜線を形成しているマスクです。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

斜線の角度は斜線マスクを開き、マスクを選択した状態で「回転」で変更可能です。ただ、この引出線は「引出線を表示」というマスクで横から表示させているだけなので斜線の角度を90度以上にすると水平線ラインと同時に表示されるようになります。あと斜線に角度をつけると線幅が徐々に狭くなるので水平線と同じ線幅になるようにエッジの「幅」で調整が必要になることがあります。

EDIUS 引出線プリセットの使い方

 


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