EDIUS Version 9.3 新機能
2018.09.18にEDIUS Pro 9 Ver.9.30b3920が公開されました。
ダウンロードページ
EDIUS 9 リリースノート Ver.9.30b3920
追加機能
- Canon C700 FF で撮影した 5.9K Cinema RAW クリップのデコードをサポート。
- クローズドキャプションテキストのプレビューをサポート。
- GPU アクセラレーションによる RED クリップのデコードをサポート。
- OSD で 60 / 50p フォーマットのタイムコード表示をサポート。
- クリップ / シーケンスマーカーで任意の色(6 色から選択)を選択してマーカーをつける機能をサポート。
- 最大 4 つまでのデフォルトファイルエクスポーターを登録する機能を追加。
- MPEG2 MXF エクスポーターに XDCAM HD シリーズ用のエクスポートプリセットを追加。
- AJA Io 4K をプレビューデバイスとしてサポート。
追記機能の中で個人的に気になった以下の3点を試してみました。
- 最大4つまでのデフォルトファイルエクスポーターを登録する機能を追加
- Optical Flow にオプションを追加
- クリップ / シーケンスマーカーで任意の色(6 色から選択)を選択
デフォルトファイルエクスポーター
先日記事にした「既定のエクスポーター(ファイルへ出力)」の設定を4つまで登録することができるようになりました。個人的にはアルファ付きのAVIか、MP4くらいにしか出力しないので4つもあれば十分ですね。また、エクスポートメニューの内容も少し変更されていました。
下図はVer.9.2までのエクスポートメニューなんですが、エクスポートボタンをクリックしてメニューを開くと一番上に既定のエクスポーターがあったのですぐに出力できたんですが、Ver.9.3ではさらに階層を開いて選択しなければならないのでちょっと面倒くさいなっていました…。
ところがもしかしてと思ってユーザー設定でボタンを探してみたらボタンとしても登録されていました。
しかも4つそれぞれが独立したボタンになっているので以前よりも迅速に出力できてこれは良いですね。尚、グレイアウトしたものは設定してないからです。
「既定のエクスポーター(ファイルへ出力)」で解説した「プリセットの保存」ボタンでやるやり方のほかに「既定値として保存」にある小さな三角形をクリックして保存する方法もあります。
オプティカルフローにオプション設定を追加
速度エフェクトの補間設定である「オプティカルフロー(Optical Flow)」にオプション設定が追加されてハイクオリティなスローモーションができるようになったようです。オプティカルフローはタイムライン上でクリップを選択して右メニューの「時間エフェクト」→「補間設定」から設定できます。
「オプティカルフロー」を選択すると「高速(低品質)」から「最高品質」などを選択できます。
「カスタム」を選ぶと精度を4段階で調整することも可能です。
「アドバンスドマッチング」とは画像間の詳細なマッチを解析する機能でこれを使用すると、より細かな特徴をとらえることができるため、前景と背景をシャープに分離できるようになるそうです。
「最高品質」で速度を50%に変更してみたらCPU使用率が100%に張り付いたままで茶苦茶負荷が高く、4K素材を扱っているような感じで筆者の環境(Core i7 2600K+ GeForce 1050)ではちょっとまともに使える状態ではありませんでした。因みに2秒をプレビューするのに30秒ほど掛かる感じの負荷です。
また、オンラインマニュアルにも記載されていたんですがアーティファクトと言われる映像の乱れがでました。 YouTube動画を一時停止して「,(コンマ)で1コマ戻る」 「.(ピリオド)で1コマ進む」などの操作ができるのでその方法だと違いを確認しやすいとか思います。
アーティファクトが何なのかもよく分かりませんがカスタム設定にしてアドバンスドマッチングを無効にすると一応その映像の乱れは消えました。
これはバグかも知れませんが高負荷な「最高品質」を「既定値として保存」にすると速度調整してなくても負荷が高くなったのでVer9.3にして急にプレビューが重たくなった場合には設定を確認しておいた方がいいかも知れません。
シーケンスマーカーで任意の色
下図のようにシーケンスマーカーの色を既存の[橙色]に加えて[赤色]、[黄色]、[青色]、[桃色]、[紫色]と設定できるようになりました。個人的には全く使わない機能なんですが使う人にはありがたい機能なんじゃないでしょうかねぇ。
色の変更はシーケンスマーカーパレットの▲の部分をクリックすると色のリストが表示されて変更できました。
ユーザー設定にあるボタン設定から各色のクリップマーカーを追加することもできます。
あとクリップマーカーリストおよびシーケンスマーカーリストのXML形式での書き出し/読み込みにも対応したようです。
その他
「選択クリップのレンダリング」でもアイコンに進捗状況が確認できるようになったのも地味にありがたいです。