シリコンケーブル購入レビュー AWG18(0.75sq)
投稿日:2025/6/2 更新:2025/6/2 コメント 0件 工具 ケーブル, シリコン, シリコンワイヤー, ネセクト, 柔らかい, 耐熱ネセクトが販売するシリコン製の撚り線「シリコンワイヤーセット 9m 耐熱200℃ 錫メッキ銅線 より線 電線ケーブル [日本企画3年保証] (18awg (0.75sq))」を買ってみました。
シリコンケーブル購入レビュー AWG18(0.75sq)
主にはんだ付けを伴う作業に使うケーブルを自作するために購入しました。
ネセクトの製品は国内サポートがシッカリしているので以前にグルーガンを購入したことがあります。前の社名もネセクトでしたが綴りが「NESHEXST」だったものが「nesekt」に変わったようです。
箱の穴が開いているのでそのまま使用できます。
直流安定化電源やテスター用ケーブルって作業中に半田ゴテも一緒に使うことが多いので耐熱性の高いケーブルを自作するために購入しました。
紫外線に弱いそうなので屋外や日光の当たる場所での使用は避けた方がよさそうです。
ケーブル表面にシッカロールのような粉が吹いていました。調べたら成分中の配合剤が内部から移動して表面に析出し、表面を被覆する「ブルーミング(ブルーム)現象」とかいうみたいです。
マジックリンで拭き上げたらキレイになるんですが、サラサラして潤滑性もあるのでそのままにしていた方が良いのかよく分かりません。
ケーブルにはサイスが印字されているので迷わないで済みます。
厚み 約 22 mm。
穴径 約 26 mm。
外径 約 73 mm。
ワイヤーストリッパーで被覆を剥いてみたんですがホント柔らかいので軽い力ですっと剥けます。
中の芯線は錫メッキされており、かなり細くて仕様によると0.08mmの銅線が150本あるようです。
はんだのノリもいい感じです。※フラックス使用
柔らかいですがそのせいで癖が付けづらい感じなので2本のケーブルをツイストさせたりも難しいですし、被覆が柔らかいのでちょっと脆いかも知れません。ただ、手で被覆が剥けるようなこともないですし、このくらいの曲げクセは付けられます。
使用温度範囲は「-60℃~200℃」とのことなので早速、半田ゴテ(PX-280)を200℃に設定して被覆に当てて耐熱テストをみました。
一般的なコードだと一瞬で溶けてしまいますが、200℃だと暫く当てていても全く溶ける気配がありません。
コテ先温度を300度まで上げてみましたがそれでも溶けませんでした。これだけ耐熱性があるなら十分ですね。
ワニ口クリップやバナナプラグ等の熱量が要るハンダづけをする際に使用しても被覆が溶けることがない安心して作業できます。ただ、被覆が溶けないのでずっとハンダを当てていると被覆の中まではんだが浸透していって被覆が曲がらなくなるのでその辺は注意が必要ですね。
ケーブルに保証があることもビックリですがそれも3年もあります。