ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

愛用のマウス「Logicool G300(テスト機)」のスルーホールにある丸いランドが剥がれたのでサンハヤトのシール基板を使って修理してみました。

サンハヤト シール基板 購入レビュー

まずは使用した「シール基板」を紹介します。

基板のランドや配線パターンの修復に使えるサンハヤトの「エクステンション基板 0.5mmピッチ/ストレートパターン (ICB-063)」と「シール基板 SMT汎用パターン (ICB-078)」をマルツオンラインで買ってみました。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

価格は「ICB-078」が1,450円、「ICB-063」が1,373円でした。エクステンション基板は今回使いませんが一部パターンが剥がれているところがあるのでいずれ使えるかなぁと思ってゲットしました。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

いずれの商品もパッケージの文字が透けて見えるほど薄いです。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

シール基板 SMT汎用パターン (ICB-078)

厚み0.1mmのガラスエポキシ基板です。ハサミで好きな大きさにカットし、
他の基板の上に乗せ、部品をはんだ付けして使用します。
0.25×0.75のランドサイズが横に103、縦に83並んでおり、SMT汎用パターンとして使用できます。

引用元:シール基板(SMT汎用パターン)(ICB-078)シール基板(0.5mmピッチ/ストレートパターン)(ICB-063)

厚み0.1mmのガラスエポキシ基板です。
ハサミで好きな大きさにカットして使用します。
エクステンション用として使える0.5mmピッチ(パターン幅:0.3mm、間隔:0.2mm)
100ピンのストレートパターンです。

引用元:シール基板(0.5mmピッチ/ストレートパターン)(ICB-063)

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

見た感じはガラスエポキシ基板に銅箔が貼られており、銅箔以外の部分の感触はザラザラした硬質な感じです。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

裏面。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

シールという名称になっていますが銅箔の部分が剥がれませんし、両面テープも付いていません。

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G300のランドより少し小さいですが何とか使えそうです。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

厚みは 約 0.1 mm。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

 

 

基板のランド剥がれを修理する

基板のパターン剥がれの修理は、「タカチ電機工業 導電性銅箔テープ CUT8-2S」でちょっと試したことがあるんですが、柔らかくてすぐに曲がってしまいますし、しわを寄せずにカットするのも難しかったですし、基板への接着もうまくいかずに挫折したんですよね。

ランドが剥がれたのはロジクール・ゲーミングマウス「G300」のマイクロスイッチが固定されているスルーホール(片面実装なので正確にはノンスルーホールというのが正しいようです)のランドです。因みにこのランドは基板のどこにも導通していない部品の固定にだけ使われるダミーホールです。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

ドットパターンをカッターナイフで切ってみましたが結構固いです。ガラスエポキシ製ということなのでほんとに基板をカッターで削っている時のような独特の感覚がします。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

横にすると薄っすいガラスエポキシ基板に銅箔のランドが乗っているのがよく分かります。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

穴径は 1.0 mm ということなので「オムロン製マイクロスイッチ D2FC-7N(60M)」の足(約0.9mm)にギリギリ通せました。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

基板には接着剤で貼り付ける訳ですが、以前は「シールボンド (SB-416)」という専用の接着剤が売られていたようです。

手持ちの接着剤「アロンアルファ プロ用速効多用途」と「ロックタイト パワージェルゼリー状」でどちらがガラスエポキシ基板に適しているか取り敢えずテストしてみました。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

塗布して1時間ほど放置。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

「ロックタイト パワージェルゼリー状」は簡単に剥がれましたが、「アロンアルファ プロ用速効多用途」は乳白色のガラスエポキシ基板が曲がってもランドの部分は強力に張り付いていました。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

更に剥がそうとするとガラスエポキシ基板は割れてしまいました。これだけ強力にくっつくならアロンアルファで問題ないですね。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

ランドの剥がれたところはフラックスクリーナーで洗浄し、更にカッターで表面を少し削って接着しやすくしています。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

シール基板も適当な大きさに形成したんですがピンセットと細かい精密なハサミ(長谷川刃物 はさみ DSB-100)があると便利です。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

接着剤はスルーホールに入り込むと後処理が必要になるのでマスキングテープの上に落として爪楊枝の先に付けて塗布。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

穴位置がズレないように爪楊枝をスルーホールを挿して貼り付けました。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

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貼り付け後に下図の向きからドリルで穴径を1.5mmまで拡張したんですが剥がれませんでしたし、バリを面取りカッターで処理しましたがそれでも全く問題なかったです。

ランド剥がれをシール基板で修理する ICB-078 サンハヤト

半田付けする部位に使用するとなる350℃くらいまで熱することになるので耐熱性のある接着剤が好ましいとは思いますが、市販の耐熱性接着剤は耐熱といっても240℃くらいまでしか対応していないですし、個人的にはこれ以上はできることはないのでこのまま「アロンアルファ プロ用速効多用途」を使うつもりです。ただ、接着剤をを塗布したところを熱するとツーンとする臭いが出るのでそこだけは注意が必要です。

因みにシール基板をスルーホールで使用する場合にはちゃんと裏面と導通するようにスルーホール内にハンダを流し込んでやる必要があるかと思います。

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