白光 はんだ吸取器 FR301-81 購入レビュー ダイヤル式温度制御
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2026年4月に白光(HAKKO) はんだ吸取器「FR301-81」を買ってみました。楽天市場のPro Tool Shopというショップで19,434円でしたがポイントや500円クーポンを使ったので実質は18500円ぐらいです。
白光 はんだ吸取器 FR301-81 付属品と外観レビュー
FR301(製品ページ)
この製品は3年保証対象商品なのでユーザー登録してシリアルナンバー(元箱、本体にも記載)を登録すると通常1年のところを3年の無償修理保証を受けることができます。
付属品の取扱説明書よりPDF版の取扱説明書の方が交換部品まで記載されていてより詳しいです。
付属品はセラミックペーパーフィルターL 2個(型番:A5044)、プレフィルター(型番:B5104)。型番があるものはすべて交換部品として購入できるようです。
青いものが「加熱芯用クリーニングピン(B1085)」、上の金属製のものが「ノズルΦ1mm用 クリーニングピン(B1087)」。ピンはケースにはめ込む感じで固定されているので逆さまにしても落ちてきません。
「簡易型 こて台(C5003)」と「クリーニングピン」。
「ノズルΦ1mm用 クリーニングピン(B1087)」の外径は 約 1 mm(0.04インチ)。
青いグリップの加熱芯用クリーニングピンは対辺1.5mmの六角軸の形状をしており、対頂点だと1.7mmほどになります。加熱芯の中はパイプのような形なのでその壁に張り付いたはんだを除去しやすいように敢えてこのような形状になっているじゃないでしょうかねぇ。
クリーニングピンの先端はマイナスドライバーのようになっています。通常は過熱した状態で使うので取り扱いには注意が必要です。
本体、簡易型コテ台(C5003)、ノズルレンチ(B5106)。ノズルレンチもはめ込んで固定されているので逆さまにしても落ちてきませんが、コテ台だけ落ちてくるのでそこだけ残念ポイントです。
FR301にはアース付きのプラグが3ピンタイプのFR301-82という型番の製品があり、そちらは円形のケーブルのようです。
コテ台はこんな感じで使うんですがこれ無くてもコテ先は床に付かないので個人的には必要ないです。
温度は無段階のダイヤル式で温度設定でデフォルトで350℃(1)にセットされています。因みに高温で使用するとノズルの劣化が進み、その結果、ノズルの温度が低下するそうです。
凹んだところにいるネジは「CAL」というものでここを回すとコテ先の温度の公正ができるそうです。ただ、高価なコテ先温度計を持っていないのでこの機能も筆者には必要ないです。
電源スイッチは、誤操作を避けるためだと思いますが押し込まないといけないのでかなり押しづらいです。
2万円くらいするのでPX-280(温調半田ゴテ)のようにオートスリープやオートシャットダウン機能は付けて欲しかったですね。
動作スイッチにはマウスと同じマイクロスイッチが使用されているようで押し心地はカチカチっと鳴っていい感じです。スイッチを入れると半透明のところが赤く点灯し、1分ほどで使用可能になり、赤いライトがゆっくりと点滅します。
ただ、点灯間隔がとてもゆっくり(体感2秒ほど)なので数秒間じっと見ていないと判別できません。
ノズル先端はハンダで封がされています。これは酸化防止のためだそうで使用後もこのようにすることが推奨されています。
ノズル部とノズルレンチ
ノズルレンチは丸いところ(青いところは多分シリコン)を両側から押すとノズルを掴んで加熱した状態でも取り外しができます。
ロック機構はないので下向きにして手を放すと落ちてきます。
ノズルを右に回すとロックされ、逆に回すとロックされます。因みにノズルが熱くない時はノズルレンチが無くても素手で簡単に外せます。
接合部に板バネ(ウェーブスプリング:B5064)のようなものが仕込まれているのでセットする時は少し押し込んで回す感じです。
ノズルと保護パイプ。
保護パイプがない状態だとこんな感じ。
先端からノズル坑内(加熱芯)を覗いて反対側が見えない時ははんだが詰まっています。
ノズル坑内のパイプ外径は 約 3 mm。
パイプの厚み 約 0.4 mm 、パイプの内径は 約 2.2 mm ほど。どうしてもつまりが取れない場合は 2mm径のドリルではんだを掘り起こせば何とかなりそう。
フィルターパイプ
フィルターパイプは普段、「後ろホルダー(両端に羽のように広がった黒い部分)」がバネの力で前に押されて固定されており、後ろに引くとロックが解除されて取り外すことができます。
後ろホルダーを下げると黄色いボタンが飛び出してフィルターパイプのロックが解除され、ボタンを押すと後ろホルダーが前に押されてロックされます。黄色いボタンは取扱説明書では「解除ボタン」という名称ですが「ロックボタン」の方が個人的にはしっくりします。
前ホルダー(A5030)、フィルターパイプ(B5194)、フィルターホルダー(A5031)。前ホルダーとフィルターホルダーはラバー製でフィルターパイプは樹脂です。
フィルターホルダーは、セラミックペーパーフィルターとプレフィルター(B5104)を固定するためのものです。
プレフィルターは簡単に取り外せます。
プレフィルターの役割はポンプで吸い込んだハンダがプレフィルター(金属)に衝突すると同時に急激に冷却されて固化されます。また、同時にフラックスも吸い込むことがあるそうですが、それは白いセラミックペーパーフィルターによって除去されるようです。
セラミックペーパーフィルターの交換はプレフィルターを外してからやると取り外しが楽です。
フィルターパイプは電池のようにフロント側がちょっと出っ張っているので吸取り器に戻す時にはフロントを入れて黄色いボタンを押すとセットされます。
コテ台
コテ台は、gootの「ST-75」と「ST-77」を組み合わせた自作のものですが、角度が低いとケーブルがテーブルに触れますし、重みで垂れてくるのでこのくらい角度をつけています。
温かくなるまでコテ台にセットしているんですがライトが見えない位置になるので個人的には後ろ側にして欲しいですね。
余談ですがあとはフラックスペンを挿せるところを増設したいですね。
ポンプカバー
背部の手回しネジを緩めると「ポンプカバー(黄色い部分)」が外れます。
ネジには脱落防止ワッシャーが付いています。
この内部ホース(B5018)を通ってバキュームされています。
黒いパーツ(ラバー製)はチューブが折れ曲がってしまうのを防ぐためのものだと思います。
フィルターで除去できなかったフラックス等が付着して汚れることがあるようなのですがチューブは挿さっているだけなので簡単に外せしてメンテナンスでます。
このパーツはチューブの間にハマっているだけで落ちしても音がしなかったので気付かずに紛失するところでした。
パイプの外径 6 mm、内径は 約 3 mm ほどでかなり肉厚のチューブ(おそらくシリコン製)が使用されています。
チューブが挿さっている部分の外径は 約 5 mm。
使ってみた感想
電子部品のリード線(外径0.5mmほど)が真っすぐ取り付けられている場合はほんと簡単にハンダが吸い取れますがリード線が曲げられているとちょっと難しいですね。あとフラックスは塗布して作業した方が良さそうです。
リード線の曲げが浅い場合はそんな難しくはないんですが、曲げが酷いとノズルにリード線を入れられないのでハンダを溶かしてその隙にランドとリード線の下にノズルを差し込んでリード線を起こすような感じで作業する必要がありちょっと面倒です。
純正のノズル先端の内径は、1 mm あるんですが、リード線を起こす際にノズルとの隙間が広くて作業しづらいのでもうちょっと細めの0.8mm径のノズルの方がやり易いかも知れません。
あと、表面実装されているタクトスイッチはこの吸取器ではやはり外せませんでした。
シリコンチューブを装着して吸い込み能力を上げたりもできるかも知れません。
改善して欲しいポイント
- LEDライト(電源オンのしるし)の点灯間隔が遅すぎるし、コテ台に設置した時に見えづらい位置にある
- オートスリープやオートシャットダウン機能がない
- 重量バランスが少し悪い
- 電源スイッチが押しづらい
メンテナンスについて
ノズル清掃は電源を入れた状態でやるので金属製の「ノズルΦ1mm用 クリーニングピン(B1087)」はすぐに熱くなって火傷しそうです。
下図のような感じでピンバイスにピアノ線やステンレスパイプ(下図の1.2mm径)などを取り付けて作業するのが安全ですね。
ノズルから熱風が出てはんだを吸わない等のトラブルの時はポンプ部のメンテナンスが必要みたいです。
交換部品/オプション
ノズルの種類も何種類かありますし、本体を構成しているパーツも購入できます。
- ヒーター(A5046)
- 可動ジョイント(B5063)
- ウェーブスプリング(B5064)
- ジョイントカバー(B5062)
- 保護パイプ(B5193)
- カバー(B5197)
- 内部ホース(B5018)
- フィルターパイプ組品(B5185)
- 断熱フランジ(B5198)
- 電源スイッチ(B5201)
- ハウジング(B5196)
- 電源コード 2極設置型(B5025)
- 電源コード 平形プラグ(B5032)
- トリガー(B5022)
- マイクロスイッチ(B5200)
- 絶縁版(B5199)
- 基板(B5188)
- 弁(B5023)
- ポンプヘッド(B5202)
- ダイヤフラム(B5024)




































































